接骨院の資格のガイド!国家資格の違いと開業条件
2025/03/12
「接骨院での治療って、どんな資格を持った先生が対応しているの?」「整体やカイロプラクティックとの違いって何?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
近年、街中には数多くの接骨院や整体院があり、それぞれ違った施術を提供しています。しかし、どの施設でどんな施術を受けられるのか、また国家資格を持つ先生とそうでない先生の違いを知らずに通っている方も少なくありません。
接骨院で施術を行うのは「柔道整復師」という国家資格を持った専門家です。骨折や捻挫、打撲などのケガに対し、健康保険を使って施術が受けられるのが特徴です。一方、整体院やカイロプラクティックでは、国家資格は不要であり、施術内容や技術レベルは施設によって異なります。
この記事では、接骨院で働く柔道整復師の資格とは何か、他の施術院との違い、どんな治療を受けられるのかをわかりやすく解説します。通院先を選ぶ際に役立つ情報も紹介するので、「安心して施術を受けたい」「自分に合った治療を見つけたい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
とくやま鍼灸接骨院は、腰痛や首・肩こり、交通事故後の痛みに特化した施術を提供する接骨院です。痛みを再発させないことを目指し、熟練した手技と最新の療法を組み合わせて患者様一人ひとりに最適な施術をご提案します。特にバイタルリアクトセラピーでは、専用機器を使用して脊柱を整え、自然治癒力を高める施術を行います。訪問リハビリや鍼灸、マッサージも対応可能で、ご自宅でのケアも安心です。

とくやま鍼灸接骨院 | |
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住所 | 〒562-0001大阪府箕面市箕面5丁目11-11 箕面セントラルハイツ |
電話 | 072-724-7101 |
目次
接骨院の資格とは?柔道整復師とその他の資格の違い
接骨院で必要な資格の種類
接骨院を運営するためには、特定の資格が必要とされます。日本国内では、接骨院を開業したり、接骨院で働くために求められる主な資格として「柔道整復師」が挙げられます。しかし、それ以外にも関連する資格が存在し、それぞれの資格によってできることが異なります。
資格ごとの特徴を以下の表にまとめました。
資格名 | 国家資格 | 接骨院の運営 | 施術の内容 | 医療保険適用 | 取得方法 |
柔道整復師 | あり | 可能 | 骨折・脱臼・打撲・捻挫の施術 | 適用可能 | 国家試験合格後に免許取得 |
理学療法士 | あり | 不可 | リハビリテーション | 病院などで適用 | 国家試験合格後に免許取得 |
作業療法士 | あり | 不可 | 作業活動を通じたリハビリ | 病院などで適用 | 国家試験合格後に免許取得 |
整体師 | なし | 不可 | 手技を用いた筋肉の調整 | 不可 | 民間スクールなどで習得 |
カイロプラクター | なし | 不可 | 脊椎調整を中心とした施術 | 不可 | 海外資格あり、民間スクールで習得可能 |
柔道整復師とは 施術範囲と法的な役割
柔道整復師は、厚生労働省認定の国家資格であり、接骨院を開業するために必須の資格です。日本の法律では、柔道整復師は「骨折・脱臼・打撲・捻挫」などの外傷に対し、非観血的(メスを使用しない)手技療法で施術を行うことができます。また、健康保険が適用される施術もあり、医療機関と連携しながら治療を進めることが求められます。
柔道整復師の施術範囲
- 骨折・脱臼(応急処置のみ、その後は医師の指示が必要)
- 捻挫・打撲・挫傷の施術
- 医療機関との連携によるリハビリサポート
- スポーツ外傷の施術・予防指導
- 健康保険を利用した施術(一部条件あり)
このように、柔道整復師は法律で施術範囲が定められており、国家資格を取得しなければ開業ができません。また、接骨院で保険適用をするためには「施術管理者研修」の受講が義務付けられています。
理学療法士・作業療法士との違い
接骨院の施術と混同されることが多い資格として「理学療法士(PT)」と「作業療法士(OT)」があります。これらの資格も国家資格であり、リハビリを行う点では共通していますが、以下のような違いがあります。
資格名 | 施術対象 | 施術方法 | 活躍の場 | 医療保険適用 |
柔道整復師 | 骨折・脱臼・打撲・捻挫 | 手技療法・固定処置 | 接骨院・整骨院・スポーツ分野 | 一部適用可能 |
理学療法士 | 病気やケガによる身体機能低下 | 運動療法・物理療法 | 病院・リハビリ施設 | 適用可能 |
作業療法士 | 日常生活動作の回復支援 | 作業活動・補助具指導 | 病院・福祉施設 | 適用可能 |
理学療法士と作業療法士は主に医師の指示のもとでリハビリテーションを行う資格であり、接骨院を開業することはできません。一方で、柔道整復師は外傷治療に特化した施術を行い、医師の診断なしで施術が可能な点が大きな違いです。
整体師やカイロプラクターとの違い
接骨院と整体院が混同されることも多くありますが、整体師やカイロプラクターには国家資格が存在しません。そのため、整体院では健康保険の適用が認められず、主にリラクゼーションや筋肉調整が主な施術内容となります。
整体師・カイロプラクターの特徴
- 整体師:骨格の歪みや筋肉のバランスを手技療法で整える(資格なし)
- カイロプラクター:脊椎を中心とした骨格矯正を行う(海外では資格があるが、日本では民間資格)
- 接骨院との違い:医療行為は行えず、骨折・脱臼・捻挫などの外傷の治療は不可
整体院やカイロプラクティックは施術の自由度が高い一方で、医学的根拠に基づく施術を求める場合は柔道整復師のいる接骨院のほうが適しています。
接骨院を開業するために必要な資格と手続き
接骨院を開業するには、柔道整復師の資格を取得した後に、各種手続きを行う必要があります。以下の流れで開業が可能となります。
- 柔道整復師の資格取得(養成学校卒業→国家試験合格)
- 施術管理者研修の受講(開業に必要な研修を修了)
- 接骨院の開設届出を提出(保健所に申請)
- 保険請求の申請(健康保険を適用するための届出)
- 院内設備の整備と運営開始
特に、施術管理者研修の受講は法律上必須となっており、これを修了しないと健康保険を適用した施術ができません。開業を目指す場合は、資格取得後の準備が重要になります。
開業に必要な条件と資格以外の要件
接骨院開業の基本要件
接骨院を開業するためには、法律に基づいた要件を満たす必要があります。基本的な開業の流れとしては、以下のようなステップが必要です。
- 柔道整復師の資格取得(国家資格が必須)
- 施術管理者研修の受講(開業を希望する場合に必要)
- 開業届の提出(保健所への申請)
- 健康保険適用の申請(受領委任制度の申請)
- 必要な設備の準備(施術用ベッド、医療機器など)
- 資金調達・経営計画の策定(融資、助成金の利用)
接骨院の開業には単に資格があれば良いわけではなく、保健所の基準を満たす設備の準備や、保険請求のための手続きなど、多くの条件が求められます。
開業のための行政手続きと必要書類
接骨院の開業には、行政への届け出が必要です。特に重要な手続きを以下にまとめました。
手続き内容 | 届け出先 | 必要な書類 |
開設届の提出 | 保健所 | 開設届、柔道整復師免許証の写し |
施術管理者研修の修了 | 研修機関 | 研修修了証 |
受領委任の申請 | 社会保険支払基金 | 申請書、業務内容説明書 |
施設基準の適合申請 | 保健所 | 施設平面図、設備一覧 |
法人登記(法人開業の場合) | 法務局 | 定款、登記申請書 |
保険適用を希望する場合、特に「受領委任の申請」が重要です。これは健康保険を適用して施術を行う際に必要な手続きで、これを行わない場合は自由診療のみとなります。
施術管理者研修と実務経験の要件
開業する際には、施術管理者としての要件を満たす必要があります。これは、保険を適用して施術を行うための必須条件であり、以下の要件を満たさなければなりません。
- 柔道整復師の免許取得後、3年間の実務経験
- 施術管理者研修の受講・修了
- 勤務実績の証明書提出
施術管理者研修では、接骨院の経営に必要な法律や会計、保険請求のルールなどを学びます。この研修を受講しない場合、健康保険を扱うことができません。
柔道整復師とは?接骨院の先生の役割と将来性
接骨院で施術を行う先生の資格とは?
接骨院で施術を行う先生は、国家資格である「柔道整復師」を持っています。この資格を取得することで、骨折・脱臼・捻挫・打撲といったケガに対して、手技による施術(柔道整復)を行い、自然治癒力を促進する治療が可能になります。
また、整骨院や接骨院で保険適用の施術を受けることができるのも、柔道整復師の資格があるからこそです。一方、整体やカイロプラクティックでは、国家資格が必要なく、医療行為は認められていません。そのため、安心して施術を受けるためには、資格のある接骨院を選ぶことが大切です。
柔道整復師はどこで活躍しているの?
柔道整復師の先生は、接骨院や整骨院だけでなく、さまざまな場所で活躍しています。
● 接骨院・整骨院
- 日常生活でのケガ(捻挫・打撲など)やスポーツ外傷の治療
- 骨折・脱臼の応急処置(医師の同意があれば継続治療可能)
● 病院・クリニック
- 整形外科などでのリハビリ業務
- 医師と連携した治療や機能回復トレーニング
● 介護施設・デイサービス
- 高齢者向けの機能訓練指導
- ケガの予防や歩行トレーニング
● スポーツトレーナー
- アスリートのコンディション管理
- ケガの予防やリハビリの指導
患者様にとって、柔道整復師は「ケガをしたときに頼れる存在」であり、日常生活の健康を支える重要な役割を担っています。
接骨院のメリット・デメリットとは? 施術を受ける前に知っておきたいポイント
接骨院とはどんなところ?
接骨院は、国家資格「柔道整復師」を持つ先生が施術を行う施設で、主に骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れなどのケガの治療を専門としています。接骨院は「整骨院」とも呼ばれ、健康保険が適用される施術もあるため、多くの方が利用しています。
しかし、「接骨院と整体の違いがわからない」「どんな施術をしてもらえるの?」と疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、接骨院を利用するメリットとデメリットを詳しく解説します。
接骨院のメリット
1. 国家資格を持つ先生が施術を行うため、安心できる
接骨院の施術は、国家資格「柔道整復師」を取得した専門家が行います。そのため、身体の仕組みやケガの治療に関する知識が豊富で、正しいアプローチで施術を受けることができます。
2. ケガの施術に健康保険が適用される
接骨院では、骨折・脱臼・捻挫・打撲などの急性のケガに対して健康保険が適用されます。整体やカイロプラクティックでは保険が使えないため、比較的安い費用で施術を受けられるのが大きなメリットです。
3. 痛みの原因にアプローチし、自然治癒力を引き出す
接骨院の施術は、電気療法・手技療法・テーピング・ストレッチなどを組み合わせた治療が中心です。手術や薬に頼らず、身体が本来持つ「自然治癒力」を最大限に引き出すことを目的としています。
4. スポーツ外傷や日常生活のケガに幅広く対応できる
スポーツをしている方にとって、接骨院はケガの回復や予防のための強い味方です。特に、プロアスリートも利用する専門的なリハビリやテーピングが受けられるため、スポーツを続けながら回復を目指すことができます。
5. 予約なしで受診できる施設が多い
病院や整形外科と違い、接骨院は予約なしで気軽に通院できることが多いです。仕事や学校の帰りに立ち寄ることができるため、通いやすさも魅力の一つです。
接骨院のデメリット
1. 保険適用外の施術が多い場合がある
健康保険が適用されるのは、急性のケガ(骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れなど)のみです。慢性的な肩こり・腰痛などの治療には保険が適用されないため、自由診療となり、費用が高くなる可能性があります。
2. 医療機関ではないため、レントゲンやMRIの検査ができない
接骨院では、レントゲンやMRIといった画像検査は行えません。骨折や脱臼の疑いがある場合は、整形外科などの医療機関での診察が必要です。そのため、診断を受けずに接骨院に通うと、適切な治療が遅れる可能性もあります。
3. 施術内容や技術に差がある
接骨院は全国に約5万軒あり、施術内容や技術には個人差があります。国家資格が必要なため一定の知識・技術は保証されていますが、施術の得意分野は院によって異なります。特に、自由診療のメニュー(整体・骨盤矯正・美容施術など)は、施術者の経験やスキルに大きく左右されるため、事前に口コミや評判を確認することが大切です。
4. 通院回数が多くなることがある
接骨院の施術は、基本的に継続して受けることで効果を発揮するものが多いため、1回の施術で劇的に改善することは少ないです。そのため、ある程度の期間、定期的に通院する必要があることを理解しておきましょう。
5. 施術料金が不透明な場合がある
保険適用される施術は全国一律ですが、自由診療の料金は接骨院によって異なるため、事前に料金体系を確認することが重要です。
まとめ
接骨院は、国家資格を持つ柔道整復師が施術を行う施設です。日常生活でのケガやスポーツによる負傷、慢性的な身体の不調などに対応し、手技を中心とした施術で自然治癒力を高める治療を行います。整形外科などの医療機関とは異なり、薬や手術を用いずに回復をサポートするため、身体に負担をかけたくない方にとって安心できる選択肢です。
接骨院では、健康保険が適用される施術と自由診療の施術があり、骨折・脱臼・捻挫・打撲といった急性のケガには健康保険が使える場合があります。慢性的な肩こりや腰痛、骨盤のゆがみなどには自由診療が適用されることが多いため、施術を受ける前に内容をしっかり確認することが大切です。
また、接骨院はスポーツ分野でも活躍しており、アスリートのケガ予防やコンディショニング、リハビリのサポートにも力を入れています。身体のバランスを整えることで、パフォーマンス向上やケガの再発防止にもつながるため、運動をしている方にとっても心強い存在です。
接骨院を選ぶ際は、施術内容や先生の資格・経験、口コミなどを事前に確認し、自分の症状に合った施設を選ぶことが重要です。痛みや不調を感じたら、早めに専門家に相談し、適切なケアを受けることで、より快適な生活を送ることができます。
とくやま鍼灸接骨院は、腰痛や首・肩こり、交通事故後の痛みに特化した施術を提供する接骨院です。痛みを再発させないことを目指し、熟練した手技と最新の療法を組み合わせて患者様一人ひとりに最適な施術をご提案します。特にバイタルリアクトセラピーでは、専用機器を使用して脊柱を整え、自然治癒力を高める施術を行います。訪問リハビリや鍼灸、マッサージも対応可能で、ご自宅でのケアも安心です。

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住所 | 〒562-0001大阪府箕面市箕面5丁目11-11 箕面セントラルハイツ |
電話 | 072-724-7101 |
よくある質問
Q. 接骨院で施術を行うために必要な資格は何ですか?
A. 接骨院で施術を行うためには、国家資格である柔道整復師の資格が必要です。柔道整復師は、厚生労働省が認定する養成施設や大学で3年以上の教育を受けた後、国家試験に合格することで取得できます。整体やカイロプラクティックとは異なり、接骨院では健康保険を適用した施術が可能であり、骨折・脱臼・打撲・捻挫などの外傷に対応できます。無資格の施設では医療行為ができないため、施術を受ける際は国家資格を持つ柔道整復師が在籍しているかを確認することが重要です。
Q. 接骨院を開業するためには、資格以外にどのような条件が必要ですか?
A. 接骨院を開業するためには、柔道整復師の資格取得に加えて、施術所としての届出が必要です。厚生労働省の規定に基づき、施設の広さや設備、施術所の管理体制を整える必要があります。また、自由診療を導入する場合は、施術の内容や料金設定を明確にし、集客戦略やマーケティングスキルも重要になります。さらに、地域の需要や競合状況を考慮し、適切な立地選びを行うことが成功の鍵となります。
Q. 柔道整復師の将来性はありますか?
A. 柔道整復師の将来性は、業界の変化に適応できるかによって大きく異なります。近年、健康保険の適用範囲が縮小される傾向があり、自由診療の導入が重要になっています。また、高齢化社会の進展により、介護施設やリハビリ分野での柔道整復師の需要は増加しています。さらに、スポーツ業界ではアスリートのコンディショニング管理やケガ予防のために柔道整復師が求められる機会が増えています。これらの変化に対応し、新しい分野に挑戦することで、柔道整復師としてのキャリアをより安定させることができます。
医院概要
医院名・・・とくやま鍼灸接骨院
所在地・・・〒562-0001 大阪府箕面市箕面5丁目11-11 箕面セントラルハイツ
電話番号・・・072-724-7101