【寒さ対策】冬の必需品ぽかぽかカイロの有効な使い方♪
2021/12/02
こんにちは♪
今年もあっという間に12月、残すところあと1か月になりましたね。
寒さも増して冬も本番を迎えようとしています。
今日は冬に大活躍の「カイロ」の歴史やより有効な使い方などをご紹介したいと思います。
寒い冬の外出に欠かせない「カイロ」ですが、漢字では「懐炉」と書きます。
懐とは「ふところ」と読む字で着物を着た時の胸のあたりを指します。
炉とは火を燃やす場所のことなので、ふところを温めるものとして懐炉「カイロ」呼ばれるようになりました。
江戸時代、たき火やいろりなどで焼いた軽石を布にくるんで懐に入れていたもの初めだといわれています。
明治時代に入り、麻の殻を炭の粉末にしたものを容器に入れ火をつけて、容器を閉じて持ち歩いたり、
大正時代には、原油から分留精製した揮発性の高い可燃性の液体ベンジンを気化させて燃やすベンジンカイロが使われるようになりました。
私たちがカイロと言って思いつく「使い捨てカイロ」は1975年に登場したそうです。
■冷えを改善するために貼るとよい場所
・下半身(みぞおちより下)に貼ると、血液の巡りがよくなります。
・足の裏は大きな血管が通っていて、最も有効的と言われています。冷え性の方は、夏場でもかかとに温熱シートを貼ったり靴にミニサイズのカイロを入れるといいそうです。
・内股 ここにも大きな血管があります。
・おしり よもぎ蒸しというものがあるように臀部を温めるは特に女性に効果的です。座った時に熱くなりすぎないように工夫しましょう。
・お腹 貼っている方も多いのではないでしょうか?ただし妊婦さんは避けたほうが良いともいわれています。
■こんな症状にも
・眼精疲労など目の症状 目と腎臓は密接なつながりがあり、腎臓がある背中下方の左右に貼って温めると症状が和らぐそうです。
・首や肩のコリ 首の後ろや肩甲骨の真ん中あたりを温めます。ただし温めているときは安静に。素肌に貼りたい場合はカイロではなく「温熱シート」にしましょう。
■貼ってはいけない場所
・上半身(みぞおちより上)に貼って動いていると汗をかきやすく、かえって冷えてしまうこともあります。
汗をかいたらすぐはずすようにしましょう。
・心臓付近 心臓は全身に血液を送り出すため常に動いているので、あまり温めるとむしろ負担がかかってしまいます。痛みや吐き気が起こることがあり、特に心臓が弱い方や血圧が不安定な方は注意が必要です。シャツなどの胸ポケットに入れるのもやめておきましょう。
・頭部やわきの下 体から熱を逃がす場所なので熱がこもりやすく、発熱するおそれもあります。
低温やけどにも注意を!寝るときは外しておきましょう。
・カイロを直接肌にあてない。
・カイロの当たっている場所を圧迫しない。
・一か所に長時間カイロを当てない。
・熱いと感じた時はすぐにカイロをはずす。
・就寝時には使用しない。
・使用部位、目的が特定されているものはそれを守る。
貼ったまま布団に入ったり、ヒーターやこたつにあたっているのも、低温やけどの危険があります。赤くなりヒリヒリ痛むときはそのまま放置せず、医療機関に相談しましょう。
病人や高齢の方は熱さを感じにくくなっている可能性もあるので、ご家族や周りの方が気を付けてあげてくださいね。