【要注意!】大掃除で身体を痛めないコツ
2021/12/16
こんにちは♪
今年も残すところ2週間となりました。
年末年始は何かしらバタバタすることが多いですが、中でも億劫なのが『大掃除』ですね。( ;∀;)
家族総出で一気に終わらせる方や、12月に入ってからコツコツと日を分けて終わらせる方などスタイルは様々だと思いますが、この時期「大掃除をしていて腰が痛くなった。」「同じ体制で掃除をしていたら腰痛が悪化した。」など、大掃除にまつわる身体の痛みを訴える患者様が多くいらっしゃいます。
なので今回は、掃除や家事で身体を痛める前にぜひ知っていただきたい予防策をお伝えしていこうと思います☆
掃除中に腰痛になる原因
掃除って始めるまでは億劫ですが、いざ始めてしまうときれいにしようと気合が入り、つい夢中になってしまいませんか?
奥のほうを拭くために無理な体勢になってしまったり、その姿勢のまま長時間磨き続けてしまったり…。
掃除は気づかないうちに腰に負担がかかってしまっていることが多いです。
最初は何ともなかったのに、徐々にだるさや痛みを感じるようになり、終わりが近づいたころには腰に手を当て「痛たたた…。」
部屋がきれいになった途端襲いかかる疲労と腰痛は辛いですよね。痛みが長引く方もいれば、ぎっくり腰になってしまうケースもあります。
掃除中に腰痛を引き起こすきっかけとはどのようなものなのでしょうか?
■中腰での作業
掃除中に多い姿勢は中腰です。掃除機をかけていると自然に前傾姿勢になり、床に置いてあるおもちゃやクッションをどけながらさらに深く中腰に。
雑巾がけをするときにも足を折り曲げて膝をつけずに、しゃがんで中腰になり拭いていたり…。
中腰は腰痛の原因になります。そして腰だけでなく、太ももやふくらはぎなど足への負担も大きい姿勢になります。
お風呂掃除など滑りやすい場所ではいつも以上に踏ん張って、さらに浴槽の底面などを洗うため、深く腰をかがめる姿勢をとるのでさらに危険が増しています。
■勢いをつけて動く
掃除に夢中になると、勢いをつけて動いてしまうことがあります。
高い場所を拭くのに、手を伸ば腰を捻って勢いよく背伸びをしたり、、硬くなった網戸を力任せに引っ張ってみたり。
綺麗にすることにばかり集中し、無理な体勢で早い動きをしてしまいがちです。
準備運動もなく勢いよく身体を動かすと、筋肉が耐え切れず思わぬケガに繋がってしまうこともあります。
■長時間同じ姿勢を取る
私たちの身体は常に重力の影響を受けています。重力に逆らって体を支える筋肉の力があってこそ、様々な姿勢を保つことができます。
しかし、長時間同じ体勢を取り続けると、筋肉が緊張したままになるので、疲れや血行不良による痛みが出やすくなってしまいます。
■同じ方ばかり使ってしてしまう
窓の拭き掃除やお風呂掃除、エアコンのフィルター掃除など拭いたり擦ったりする作業はどうしても利き手を酷使しがちです。
右利きの方は右手を使い続けることにより、右肩、右腰と体の片側に力ずっと入り続けます。それと同時に背骨のねじれ傾きが長時間同じ方向に発生し、結果腰痛を招いてしまいます。
身体を痛めずお部屋をきれいにするコツ
①掃除機をかけるときは背筋を伸ばす
掃除機やモップをかける際、どうしても腰が前傾し曲がってしまいがちです。そうならないようにできるだけ上半身は起こし背筋は伸ばした状態で掃除機を使い、掃除機を持つ手を左右交互に持ち帰変えるなど工夫してみてください。
②階段掃除は常に段差より下から
埃などをきれいに取ろうと、上から下へ掃除しがちな階段ですが、これは身体にとっては大間違い。不安定な場所でバランスを取りながら前かがみになる姿勢は腰への負担大です。掃除機をかけるときも拭き掃除をするときも下から上へ行いましょう。段差より自分が下になることで、腰への負担がかなり軽減されます。
③キッチンに小さな椅子を置いてみる。
シンクなどが低いと、蛇口の高さに合わせてどうしても前かがみになってしまいます。
洗い物が多かったり、ガスレンジの部品やシンクを念入りに洗う際は椅子に座って行うなど工夫をしてみてください。
④お風呂やトイレはしゃがんで掃除
バスタブやトイレ掃除など低い場所の掃除は必ずしゃがんで行うように心がけましょう。