難読筋肉シリーズ【棘上筋】肩や腕の動作に不可欠な筋肉!肩こり改善に必見!
2023/02/09
こんにちは♪
寒い日が続いていますが、皆さん体調はいかがですか?
暖かい食べ物、飲み物を摂り深部体温を高めに保ち免疫力を下げないようにして、引き続き風邪やコロナに注意していきましょう。
さて、今日は『難読筋肉シリーズ』棘上筋編です。
みなさんいかがでしょうか?
さらっと問題なく読めた方は、医療関係者の方、スポーツやトレーニングに励まれている方、肩回りを痛めたことのある方、はたまた漢字が得意な方、だと思います。
棘上筋の棘という字はなんとなく見たことのある方もいらっしゃるかもしれません。
棘は『とげ』と読みます。サボテンやバラなどのあのトゲという漢字です。
正解は…棘上筋『きょくじょうきん』と読みます。
棘上筋がある肩甲骨の背中側には棘(トゲ)のような突起があり、この突起の上についているから、棘上筋といいます。
棘上筋とは?
棘上筋は、肩甲骨と上腕骨(腕の骨)を繋ぎ、支えるための重要な筋肉です。
棘上筋の作用は、肩の外転(手を横に挙げる)です。
棘上筋は、肩を奥で支えている「回旋筋腱板」と呼ばれる筋肉のうちの1つであり、怪我や加齢変化などで炎症を起こしやすい筋肉と言えます。
棘上筋をはじめとする回旋筋腱板の不調は五十肩の引き金に…
みなさん良く耳にする『四十肩』や『五十肩』は正式には『肩関節周囲炎』といいます。
肩関節周囲炎とは…
明らかな原因は不明ですが、 靭帯や腱、関節包、滑液包、骨、軟骨など肩関節を構成する組織に炎症が起きることで痛みや拘縮につながります。
このように、明らかな素因なしに発症する場合と、その他疾患に関連して生じる可能性があります。
また、老化など組織の変性により起こりやすいとも言われています。
経年的な日常生活や仕事、趣味活動など、くり返す肩への負担や刺激により発症しやすくなります。
日常動作で肩を痛め炎症や不動が長引く場合や、姿勢不良や肩への負担が大きい場合、糖尿病の既往がある場合などにより、肩関節周囲炎につながりやすくなると考えられます。
この厄介な肩関節周囲炎は棘上筋を含む回旋筋腱板が大きく関係しています。
そこで、四十肩や五十肩の防止にもつながる棘上筋のストレッチをご紹介したいと思います。
佐々木先生オススメの棘上筋ストレッチ♪
脚は肩幅に開き親指を下にして少し左腕を軽く外に広げます。
肘をまっすぐしたまま肩と同じ高さまで上げます。
腕の位置は真横ではなく肩甲骨の延長線上に来るように少し前に出します。
逆の腕も同様に10回を1セットととして毎日続けてみてください。
慣れてきたら500mlのペットボトルやゴムチューブを使い少し負荷をかけてやってみてください。
重量を重くすると棘上筋よりも三角筋に効果があるので500グラム前後の軽い重量で大丈夫行いましょう。
コツはゆっくり上げ下ろしすることです。
場所を選ばず、どこでも行える棘上筋のストレッチ皆さんもぜひ生活に取り入れてみてくださいね♪