【肩こり】海外には肩こりが無い!?なぜ日本人はこんなにも肩こりに悩まされるの?
2023/02/17
こんにちは。
2月も後半に突入し、ちらほら梅のお話しも聞こえるようになってきました。
今シーズンは10年に1度といわれたような寒波も到来して、箕面も雪が降ったり、道路が凍結したりしましたね。
寒さが厳しかった分、暖かい春が待ち遠しいですね。
さて、前回のブログでは『肩こり』という言葉の由来についてお話ししました。
その記事を書いているときに【海外には肩こりはない???】という夢のような言葉を発見したので
今日はそのお話をしていきたいと思います。
日本語の肩こり、英語では??
英語で肩こりという時、”stiff shoulder” と訳されることが多いです。
“stiff” は「曲げにくかったり形を変えづらい」「痛みをともなわず体(の一部)を動かしにくい状態」「いつもより通り動かしにくい状態」「態度や動きがこわばった状態」のことを言います。
そのため “stiff shoulder” が「肩こり」と訳されがちです。
ところが、英語圏の人に “stiff shoulder” とはいうと「肩こり」ではなく別のものを想像する人が多いそうです。
どういうことかというと、日本人が「肩こり」と言った場合、首の根元、場合によっては首から肩の関節にかけて凝ることを言いますね。
ところが英語の場合、”shoulder” は主に「肩の関節」を指します。つまり、肩の関節がうまく曲がらない、肩が上がらないような状態を “stiff shoulder” というそうです。具体的にいうと肩の怪我をして肩が上がらなかったり、四十肩や五十肩ですね。
では、どうやっていうのかというと “stiff neck”、もしくは背中の上の方だと “stiff upper back”、それと首から肩の関節にかけて全般だと “stiff neck and shoulder” なんて言ったりします。
この『肩こり』という直接的な言葉が英語で存在しないことも、海外には肩こりが無い!といわれるようになったきっかけの一つのようです。
しかし、日本に比べて欧米諸国の肩こり人口は明らかに少ないんです。
それはなぜなのでしょうか?
欧米に比べて日本人に肩こりが多い原因
まずは体つきの違いが挙げられます。
外国人に比べ首の筋肉量が少なく頭が大きいことから首にかかる負担が大きいという理由があります。
しかしこれだけではありません。
日本は世界で最も椅子に座る時間が長いといわれています。
つまりデスクワークなどに姿勢が悪い状態で座ると当然外国に比べて、
長い時間座っているのですから当然肩こりしやすくなります。
またスマホの注視も当然首に負担をかけますし、仕事の後にスマホを注視するとまさにダブルでダメージになってしまいます。
また日本ではあまり運動に対しての関心がなく圧倒的に運動不足であり筋肉量が全く足りていないことなどがあげられます。
肩こりから見る日本人と欧米人の違いとは?
日本人と欧米人の違いは肩こりを通して発見することができます。
例えば先ほども述べたように日本人の小柄な体つきと大きな頭などのように意外と外国人との生活や体つきなどは異なっています。
他にも外国人と日本人では運動量が圧倒的に異なります。
日本人でジムなどに通い、日ごろから運動している成人はおよそ30パーセントといわれていますが、
海外ではおよそ50パーセントもの人が日常的に運動しているそうです。
また、アメリカなどには学校や会社にプールや大規模なジム施設があり国民全体が運動に対して関心を持っているのです。
また、労働環境も違いがあります。
圧倒的に座っている時間が多い日本といわれている通り、日本人の多くがデスクワークをされています。
そして運動をする時間がないほど忙しく、残業などが多い残業大国です
。
しかし他の先進国において残業というのはほとんどなく、定時で上がることも多く、その上長期の休暇も取りやすい環境にあります。
こういった違いから、日本は欧米に比べて、圧倒的に肩こりに症状を持っている人が多いんですね。
要因がわかっていても、体つきやお仕事などどうしても変えられないものもあります。
長年肩こりにお困りの方はぜひ一度、とくやま鍼灸接骨院にご相談ください♪