とくやま鍼灸接骨院

患者様一人ひとりに最適な施術を3つのコースから大阪からお届けする接骨院

お問い合わせはこちら ネット予約はこちら

【鵞足炎(がそくえん)とは?】~膝の内側の痛みと向き合うために~

【鵞足炎(がそくえん)とは?】~膝の内側の痛みと向き合うために~

2025/11/11

第1章 鵞足炎とは何か

膝の内側がズキズキと痛む。特に階段を上り下りしたときや、ジョギング中に痛みが強くなる——。
このような症状を感じたとき、「鵞足炎(がそくえん)」という病気の可能性があります。

鵞足炎とは、膝の内側やや下の部分にある「鵞足(がそく)」と呼ばれる部位に炎症が起きて痛みを生じる状態のことを言います。
「鵞足」とは、太ももの内側から膝にかけて集まってくる3本の筋肉の腱(けん)が、まるでガチョウの足のように広がって付着していることから名づけられました。

この病気は特にランナー、サッカー選手、バスケットボール選手など膝を繰り返し使うスポーツをする人に多く見られますが、
中高年の女性にも多いのが特徴です。日常生活でも階段をよく使う人、重い荷物を持つ人などに発症することがあります。

第2章 鵞足の構造を知る

膝の内側下部には、「縫工筋(ほうこうきん)」「薄筋(はくきん)」「半腱様筋(はんけんようきん)」という3本の筋肉の腱が集まっています。
それぞれの筋肉には次のような役割があります。

〇縫工筋:太ももの前の方にあり、脚を組む動作などで使われます。

〇薄筋:内ももにある筋肉で、脚を閉じる動作に関わります。

〇半腱様筋:太ももの裏側、ハムストリングの一部で、膝を曲げる働きをします。

この3つの腱が膝の内側でひとまとめになり、脛骨(すねの骨)にくっついているのが「鵞足」です。
そのすぐ下には「滑液包(かつえきほう)」と呼ばれる小さな袋があり、摩擦を減らすために潤滑液が入っています。

しかし、何らかの原因でこの部分に摩擦や引っ張りのストレスが繰り返し加わると、滑液包や腱自体に炎症が起こり、痛みが出るようになります。
これが「鵞足炎」です。

第3章 なぜ鵞足炎になるのか?

鵞足炎の主な原因は、使いすぎ(オーバーユース)です。
ランニングやサッカーなど、膝を曲げ伸ばしする動作を何度も繰り返すと、鵞足部に大きな負担がかかります。
特に以下のような条件が重なると発症しやすくなります。

・急に運動量を増やした

・硬い地面を長時間走った

・シューズのクッションがすり減っている

・ストレッチ不足で筋肉が硬い

・膝の使い方や姿勢に癖がある(O脚・X脚など)

また、中高年の女性では加齢による筋力低下や体重増加によって膝への負担が増え、炎症が起こることもあります。
特に「太ももの内側の筋肉(内転筋)」が弱く、体幹や骨盤が不安定だと膝の内側にストレスが集中しやすくなります。

第4章 鵞足炎の症状

最も特徴的な症状は、膝の内側下方の痛みです。
膝のお皿よりもやや下、脛骨の内側あたりを押すと「ズキッ」と痛みが出ることが多いです。

典型的な症状は次のようなものです:

・階段の上り下りで痛む

・椅子から立ち上がるときに痛む

・ランニング後や翌日に膝の内側がうずく

・しゃがんだときにピリッと痛む

・安静にしていれば痛みは軽くなる

初期のうちは運動時だけ痛みますが、悪化すると安静時にも痛みを感じるようになります。
炎症が強い場合は、触ると熱をもっていたり、軽い腫れを感じることもあります。

第5章 診断の方法

鵞足炎の診断は、基本的に問診と触診で行います。
医師や理学療法士が膝の内側を押して痛みが出るかを確認します。
痛みの位置が特徴的なので、熟練した専門家であればすぐに見分けがつきます。

ただし、膝の内側が痛む疾患には他にもいくつかあります。

たとえば:

・内側側副靭帯損傷

・内側半月板損傷

・変形性膝関節症

これらと鵞足炎を見分けるために、超音波検査(エコー)やMRIを行うことがあります。
超音波では炎症による腫れが見えることがあり、診断の助けになります。

第6章 治療法

鵞足炎は、多くの場合は保存療法(手術をしない治療)で改善します。
治療の中心は「炎症を抑え、負担を減らすこと」です。

① 安静と冷却

まずは痛みを悪化させる運動を控えましょう。
ランニングやスクワットなど、膝を酷使する動作は一時的に休止します。
炎症が強い場合は1日に数回、10〜15分ほどアイシング(冷やす)を行うと効果的です。

② 薬による治療

必要に応じて、消炎鎮痛薬(NSAIDs)が処方されることもあります。
湿布や内服薬、ゲル状の塗り薬などで炎症を和らげます。

③ 理学療法(リハビリ)

痛みが落ち着いてきたら、徐々にストレッチや筋トレを取り入れます。
特に重要なのは以下の筋肉です:

〇太ももの前(大腿四頭筋)

〇太ももの裏(ハムストリングス)

〇内もも(内転筋)

〇お尻(中殿筋)

これらの筋肉のバランスを整えることで、膝への負担が減ります。
専門の理学療法士の指導のもとで行うのが理想です。

④ 注射療法

痛みが強く、日常生活に支障がある場合は、ステロイド注射を滑液包に行うこともあります。
強力な抗炎症効果があり、短期間で痛みが軽減することがあります。

第7章 リハビリと回復への道

痛みが軽くなったあとも、すぐに以前のように運動を再開すると再発することがあります。
再発防止のためには、段階的にリハビリを進めることが大切です。

ステップ1:柔軟性を取り戻す

①まずはストレッチで、硬くなった筋肉をやわらかくします。

②太ももの裏(ハムストリングス)を伸ばす

③内もも(内転筋)を伸ばす

④お尻の筋肉を伸ばす

痛みが出ない範囲で、1回20〜30秒を1日2〜3回行いましょう。

ステップ2:筋力をつける

次に、膝を支える筋肉を鍛えます。

・スクワット(軽め)

・ヒップリフト(お尻上げ)

・サイドレッグレイズ(横向きで足上げ)

筋力がつくと、膝の安定性が高まり、鵞足部へのストレスが減ります。

ステップ3:姿勢とフォームの見直し

走り方や歩き方に癖があると、いくら筋肉を鍛えても再発します。
体幹(腹筋や背筋)を安定させ、骨盤を立てた姿勢を意識することが大切です。
スポーツトレーナーや理学療法士によるフォームチェックも有効です。

第8章 予防と再発防止

鵞足炎は一度治っても、再発しやすい病気です。
日頃からのケアがとても大切です。

〇運動前のウォームアップとストレッチを習慣化

〇運動後のクールダウンで筋肉をほぐす

〇体重管理を意識する(体重が増えると膝への負担が増える)

〇クッション性のあるシューズを選ぶ

〇走る距離や強度を急に増やさない

また、筋肉の柔軟性を保ち、体幹の安定を高めることが長期的な予防につながります。

第9章 まとめ

鵞足炎は、膝の内側にある小さな部分の炎症ですが、放っておくと長引くこともあります。
しかし、原因を理解し、適切にケアすれば多くの場合は手術せずに完治します。

大切なのは、

・痛みを我慢せず早めに休むこと

・筋肉のバランスを整えること

・自分の体と対話しながら運動を続けること

膝の痛みは体からの「サイン」です。
そのサインに耳を傾け、正しく対処することで、再び快適に歩いたり走ったりできる日常を取り戻せます。

大阪府箕面市のとくやま鍼灸接骨院では、痛みの程度、部位、痛み方によって、その方に合わせたの施術を受けることができます。

電話、WEB、LINEからでも簡単にお問い合わせや予約を行うことができます。

肩こりや腰痛が治らないと悩みを抱えている方はぜひお気軽にお問合せください!

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。