【五月病】寝つきが悪い…やる気が出ない…それって五月病かも!?
2022/05/12
こんにちは♪
最長10連休の方もいらっしゃった今年のGWも終わってしまいまいたね。
みなさんどのように過ごされましたか?
帰省して親孝行された方、久しぶりの旅行を満喫された方、お家でゆっくり過ごされた方、様々だと思います。
心と体のリフレッシュはできましたでしょうか?
しっかり休んだのになんだか疲れが取れない。やる気が出ない。仕事や学校に行きたくない…そんな方はひょっとすると『五月病』かもしれません。
病気なの!?五月病とは
日本では4月に新年度を迎え、入学や就職にともない学校や職場で新たな生活がスタートします。
新生活は、慣れないことも多く知らず知らずのうちにストレスがたまってしまいがちですよね。気づかないうちに無理をしてしまうことも少なくありません。
また、仕事の内容や環境が自分に合っていないために、知らないうちに「適応障害」を起こしていることもあります。
こうして新生活から1カ月が過ぎ5月になる頃に、身体のだるさ、疲れやすさ、意欲がわかない、物事を悲観的に考えてしまう、よく眠れない、食欲がないなどの心身の症状が現れることがあります。これを「五月病」といいます。
五月病は、正式な医学用語ではありませんが、一般に、この季節に学生や新入社員に起こりやすいため、こう呼ばれています。
4人に1人が経験!?
現在の社会人を対象に、全国の20歳~59歳・合計1,000人に実施した「これまでに5月病になったことがあるか」との質問に、男性は21.6%、女性では25.0%が「ある」と回答しました。
全体で見ると23.3%が「ある」と回答し、約4人に1人が「5月病」を経験しているとの結果が明らかになりました。
年代別では、男性で「5月病になったことがある」と最も多く回答した年代は、28.0%の「30代」。次いで23.2%の「20代」、21.6%の「50代」。
一方、女性では39.2%と「20代」が最も多く、24%の「30代」、20.0%の「40代」と、こちらは年代が高くなるにつれ、割合が下がる傾向にあることがわかりました。特に驚くべき結果は、20代の女性の約4割が「5月病」を経験しているということです。
どんな症状?
先ほどもお話しした通り「五月病」は正式な医学用語ではありません。
医療機関で受診すれば、「軽度のうつ」や「適応障害」といった病名をつけられることもあります。
「五月病」の症状としては、精神的、肉体的、行動面において以下の特徴が挙げられます。
●精神的症状
・悲しみ、憂うつ感
・不安感やイライラ感、緊張感
・無力感、倦怠感、気だるさ、やる気が出ない
●肉体的症状
・食欲不振、体重減少、嘔吐、胃痛、吐き気
・寝つきが悪い、朝早く目が覚める、不眠
・動悸、めまい、血圧上昇、手や足の裏に汗をかく
・頭痛やひどい肩こり
●行動
・消極的になる、周囲との交流をさける、引きこもり
・飲酒、喫煙量が増える
・身だしなみがだらしなくなる、落ち着きがない
こんな人は要注意!
ストレスが多い現代では、だれでも五月病になる可能性がありますが、次のような方は特に注意が必要です。
○この春に就職・異動・転勤・転職した
○職場の雰囲気や人間関係などが変わった
○新たな責任やプロジェクトを任された
○生活リズムが乱れている
○冬から春にかけて繁忙期で長時間残業を行っていた
○几帳面で真面目
○責任感があり、全部を一人で抱え込んでしまう
○おとなしい
○完璧主義
これらに当てはまる場合でも、ストレスを上手く発散している方やストレスに強い人は五月病やうつ病になりにくいと考えられています。
五月病にならないために
学生生活やお仕事など生きていくうえでストレスはつきものです。
そんなストレスに負けないように!五月病にならないように!ご自身で心がけたい習慣についてお伝えします☆
○時間を上手に管理する
「約束の時間に間に合わない!」「仕事が終わらず時間だけがが過ぎていく」など人は時間に対して多くのストレスを抱えています。
予定を詰めすぎない、逆にだらだらしすぎないなど、時間を上手に管理してあげることでストレスの減少に繋がります。
○人と交流をする
人と交流することで、ネガティブな感情や孤独、退屈をやわらげることが出来ます。
自分の気持ちについて話せる家族や友人、カウンセラーなどとの対話を通じて、あなたと別の視点で問題解説の糸口がみつかることは少なくありません。
他人に話すことで、あなたが抱えている問題の解決に集中し、混乱を整理するしたり思わぬ解決法が見つかることも。
○呼吸を整える
過剰なストレスを感じ、身体的な緊張を受けていると、呼吸は浅くなってしまいがちです。
浅い呼吸は血中の酸素を減らし、筋肉の緊張を高め、ストレスをますます高める原因になります。
心の不調を感じている場合は、仕事をいったんストップし、1分ほど深呼吸をしてみましょう。
腹式呼吸をこころがけ、下腹部が上がったり下がったりするのを感じながら、深く呼吸をしながら数字を10まで数えてみましょう。
深呼吸はもっとも身近なストレス対処法です。
○睡眠の質を上げる
寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなってしまうのもストレスが関わっている場合が多いです。
寝室の環境を快適な温度にし、肌触りの良い寝具やマットレスに整えたり、夜のお酒を控える、また寝る前にスマホを見ない、朝日を浴びて体内時計をリセットするなど対策をしましょう。
○運動を習慣化する
身体を動かす時間をつくることで、緊張を和らげ心身をリラックスさせることができます。
身体が重い感覚が続くようであれば、身体を動かしてみましょう。
筋トレやランニングなど激しい運動でなくても軽いストレッチでも十分効果を実感できるはずです。
とくやま鍼灸接骨院では毎週様々なストレッチをご紹介しています。
仕事の合間に、気分が乗らないときに、ぜひ習慣化して取り入れてみてください♪