難読筋肉シリーズ【胸鎖乳突筋】頭を支える重要な筋肉!読み方は…
2022/11/16
こんにちは♪
さて、タイトルの筋肉、皆さん読めましたか?
正解は…胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)と読みます。
体重の約10%もある重さの頭を重力に耐えながらずっと支え続けてくれている働き者の筋肉です。
そしてただ支えるだけでなく、首を曲げたり回したりするすべての動作に関連しています。
胸鎖乳突筋とは
胸鎖乳突筋は耳の後ろ部分から鎖骨の内側に付着する筋肉であり、首を支える重要な筋肉となります。筋肉の動きとしては以下のようなものになります。
・頭を左右に動かす(頚椎の回旋運動)
・頭を前後に動かす(頚椎の前後屈)
またこの筋肉は食べ物を噛んだり飲み込んだりすることを助けたり、呼吸の補助筋としても働いています。
胸鎖乳突筋が緊張してしまう動作
胸鎖乳突筋が過緊張や硬くなる原因は以下のようなものになります。
・デスクワークやスマホなどの使用で長時間下を向いた姿勢でいること
・首を上下に激しく動かした時
・交通事故などによるむち打ちの後遺症
・よくない姿勢を長時間とる
パソコンやスマホの普及により私たちは長時間下向を向いていることが多くなりました。
その時の胸鎖乳突筋は短く縮みながら頭を支えています。これをずっと長い時間行うと縮んだままで固くなっていってしまいます。
そうなると重たい頭が前にもっていかれるのでそれを支えるために首の後ろ側や肩についている筋肉に常に負担がかかり不快なスッキリとしない状態を作ってしまうのです。
胸鎖乳突筋の緊張で現れる症状
以下のよう症状でお困りの方は胸鎖乳突筋の緊張が原因かもしれません。
・頭をまっすぐ保つことが難しい
・目眩やバランス感覚が崩れやすい
・疲労感が常にある
・顎や首、後頭部に痛みがある
・首周りの硬さ
・慢性的に頭痛が起こりやすい。
これからの時期は気温が下がり、寒さで体に力が入り肩こりをより強く感じる方もいらっしゃいます。
この肩こりにとても深く関係がある「胸鎖乳突筋」をしっかりケアすることで症状緩和につなげましょう。
次回はとくやま鍼灸接骨院佐々木先生一押しの胸鎖乳突筋ストレッチはお伝えしていこうと思います♪