とくやま鍼灸接骨院

【めまい】悩みの種はどこから?

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【めまい】悩みの種はどこから?

【めまい】悩みの種はどこから?

2022/08/26

めまいとは?

めまいとは、安静時または運動時に自分の身体と周囲空間の相互関係・位置関係が乱れていると感じ、不快感を伴ったときに生じる異常知覚になります。

 

めまい症状はさまざまで、天井や頭がぐるぐる回る、フワフワする、フラフラする、地震のように感じる、身体が後ろへ吸い込まれる、目の前が暗くなり意識が遠くなる、まっすぐ歩けないなど色々な症状が含まれます。

 

めまいの症状にもいろいろなタイプがあります

ぐるぐる回っているめまい『回転性めまい』

周りの景色や人がぐるぐる回っているように見えるタイプのめまいです。

突然起こることが多く、めまい以外にも吐き気、耳鳴り、耳閉感(耳が詰まった感じ)などの症状を伴うことがあります。

 

身体がフラフラ・フワフワするめまい(動揺性めまい)

身体が浮いたような、宙を歩いているような感覚に陥るタイプのめまいです。

突然起こることも、徐々に表れてくることもあります。

 

くらっとする・目の前が暗くなるめまい(立ちくらみ)

立ち上がった時に貧血のようなくらっとした感覚、目の前が暗くなるタイプのめまいです。

低血圧の方やお子様によく見られます。

 

物が揺れているように見えるめまい(動揺視)

静止しているはずの物が、揺れて見えるタイプのめまいです。

主な原因疾患として、脳腫瘍(眼窩腫瘍)、心臓疾患などが挙げられます。

また、眼精疲労によって動揺視の症状が現れることもあります。

 

病変部位によっても分類

抹消性めまい、中枢性めまいの二つに分類されます。

抹消性めまい

抹消前庭器官(耳石器、半規管)および前庭神経の障害により引き起こされる。

しばしば耳鳴り、難聴、耳閉感といった蝸牛症状の随伴もみられます。

めまいの起こり方は、症状により異なるが、中枢神経症状がなく、暗所でめまい感が

増強する特徴があります。

また、悪心、嘔吐、冷汗などの自律神経症状が強く出ます。

中枢性めまい

中枢前庭系、すなわち小脳・脳幹、頭頂葉野の血管障害、腫瘍などの障害により生じます。

一般的にはめまいは非回転性、非発作性で持続しますが、小脳・脳幹の急性障害では回転性

めまいが生じます。

めまい以外に他の神経症候が認められますが、聴覚障害は伴いません。

 

めまいをきたす主な疾患

【末梢性めまいをきたす主要疾患】

メニエール病

突発的に回転性のめまいが起こるのと同時に、難聴、耳鳴り、耳閉塞感などの蝸牛症状と悪心・嘔吐などの自律神経症状を伴います。

めまいの持続時間は30分から数時間、めまいの起こる頻度も連日から年に1回という人までさまざまです。

30~50歳代に多く、高齢者にあまりみられないのも特徴です。

 

突発性難聴

突然、高度の感音性難聴をきたす原因不明の疾患を突発性難聴といいます。

内耳性の障害で、通常は片側性、30~60歳代に多くみられます。

耳鳴り、耳閉塞感、時にめまいを伴うが、メニエール病と異なり、めまい、難聴発作が反復して起こることはないといわれています。

 

内耳炎

内耳における感染、炎症によって難聴、めまいをきたす疾患で、これには中耳炎、髄膜炎、ウイルス感染によるものがあります。

めまいの約15%前後を占めています。

 

前庭神経炎

前庭神経炎は、突然強い回転性めまいと吐き気・嘔吐を生ずる疾患です。

安静にしてもなかなかおさまりませんが、動くとさらに悪化します。

めまいは内耳にある前庭、半規管、それらからの情報が伝わる前庭神経、脳幹、小脳のいずれかが障害されて起こります。

ただ、脳卒中などが原因のめまいと異なり、意識がなくなる、ろれつが回らなくなる、手足が動かなくなるなどは起こさず、

生命に危険のある病気ではありません。

 

【中枢性めまいをきたす主要疾患】

脳血管障害

脳血管障害とは、何らかの原因により脳血管に破綻をきたし、意識障害や片麻痺などの神経学的異常を生じた状態のことをいいます。

脳血管障害が突然発症したものを脳卒中(クモ膜下出血、脳出血、脳梗塞)といいます。

脳卒中は、高齢化により増加しており、日本の死因の第4位、寝たきりになる疾患の第1位になります。

 

脳腫瘍

脳幹、小脳、小脳橋角部の腫瘍によって生じる。

めまいは少ないが、ふらつきがみられます。

小脳橋角部の腫瘍では難聴、耳鳴りで初発し、進行すると脳神経障害が現れるといわれています。

 

脳変性疾患

出生時までに一度できあがった脳や脊髄の一部が、時間とともにその形や組織の変性(壊れること)を来す病気を指します。

その障害部位により、大脳白質変性症、灰白質変性症、基底核変性症、脊髄小脳変性症などに大きく分けられることがあります。

脊髄小脳変性症ではふらつきが主体であり、小脳性運動失調症が認められます。

 

【その他のめまいをきたす主要疾患】

起立性調節障害

起立性調節障害は自律神経の働きが悪くなり、起立時に身体や脳への血流が低下する病気です。

そのため、朝になかなか起きることが出来ない、朝の食欲不振、全身倦怠感、頭痛、立っていると気分が悪くなる、立ちくらみなどの症状が起こります。

症状は午前中に強く、午後からは体調が回復することが多いです。夜には元気になり、逆に目がさえて眠れないこともあります。

青年期や学童期に多くみられます。

 

②心因性めまい

耳や脳の病気でもなく、「特に異常がありません」と明確な原因がわからない場合には「心因性」と扱われる場合があります。

これは、精神的なストレスや自律神経の乱れが内耳や脳幹の機能に悪影響をもたらして発症すると考えられています。

心因性めまいの治療には、原因となっているストレスを取り除いてあげることが大切です。

もし、長く続くようであれば、うつ症状や自律神経失調症に繋がってしまう場合もあるため、心療内科への相談をオススメします。

めまいの随伴症状

めまいに伴い神経症状(手足・顔のしびれ感、複視、言語障害、嚥下障害、意識障害など)がある場合は脳血管障害(脳出血、脳梗塞、小脳出血など)、脳腫瘍、脳神経腫瘍などの可能性があるので、医療機関を受診しましょう。

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