【肩関節】大谷選手が手術した肩関節唇損傷とは?
2024/11/07
ドジャースの大谷選手が手術した肩関節唇(カタカンセツシン)とは?
こんにちは♪
大阪府箕面市にあるとくやま鍼灸接骨院です。
先日メジャーリーグのワールドシリーズで優勝したドジャースの大谷選手が左肩関節の亜脱臼から、肩関節唇の手術をされたと報道がありました。
肩関節唇はあまり聞きなれないと思いますので、今日はこの【肩関節唇】についてお話ししていきたいと思います。
肩関節唇とは?
肩関節唇(かたかんせつしん)とは、肩関節の重要な構造であり、以下のような役割を果たしています。
1. 関節の安定性
肩関節唇は、上腕骨の頭部を受け止める役割を果たし、関節の安定性を高めます。
上腕骨と肩甲骨をつなぐパッキンのような部位でこれにより、肩関節が脱臼しにくくなります。
2. 関節の可動域の拡大
関節唇は、肩関節の可動域を広げる役割も持っています。これにより、腕をさまざまな方向に動かすことが可能になります。
3. 衝撃吸収
肩関節唇は、軟組織で構成されているので関節にかかる衝撃を吸収し、関節の摩耗や損傷を防ぐ役割も果たします。
4. 靭帯や腱の付着点
肩関節唇は、肩の靭帯や腱が付着する部位でもあり、これらの構造が肩関節の動きや安定性に寄与しています。
これらの役割により、肩関節唇は肩の機能にとって非常に重要な構造となっています。損傷や断裂が生じると、肩の安定性や可動域に影響を及ぼすことがあります。
肩関節唇損傷の原因と症状
肩関節唇損傷は、肩関節の関節唇(かんせつしん)が損傷または断裂する状態を指します。先ほども述べた通り肩関節唇は、肩関節のボール(上腕骨の頭部)を受け止める役割を果たしており、関節の安定性を保つ重要な構造ですので損傷すると様々な症状が現れます。
肩関節唇損傷の主な原因には以下のようなものがあります。
1. 外傷: スポーツや事故による直接的な外力が原因で、肩関節が脱臼したり、強い衝撃を受けたりすることがあります。
2. 繰り返しの動作: 特に野球や水泳など、肩を頻繁に使うスポーツにおいて、繰り返しの動作が関節唇に負担をかけ、損傷を引き起こすことがあります。
3. 加齢: 年齢とともに関節の構造が劣化し、関節唇が弱くなることがあります。
症状
肩関節唇損傷の症状には以下のようなものがあります。
痛み:
肩の前面や外側に痛みを感じることが多いです。特に腕を動かすときに痛みが増すことがあります。
関節の不安定感:
肩関節が不安定に感じることがあり、特に腕を上げたり、後ろに引いたりするときに感じることがあります。
可動域の制限:
肩の動きが制限されることがあり、特定の動作が困難になることがあります。
音:
肩を動かすときに「ポキッ」と音がすることがあります。